perio 歯の寿命を左右する病気「歯周病」

歯の寿命を左右する病気「歯周病」

「最近歯ぐきが赤い気がする」「ちょっと腫れている」などと異変を感じながら、痛みがないことで放置されてしまうのが歯周病です。歯周病は、歯垢に棲みつく歯周病菌が出す毒素によって、歯を支えている顎の骨や歯ぐきが徐々に溶かされていく病気であり、悪化すれば歯が抜け落ちてしまいます。

つくばの歯医者、ヨークベニマルつくば竹園店内の「あきづき歯科」では歯周病治療に力を入れており、患者様の歯の寿命をできるだけ延ばせるよう努めています。歯周病治療は早めが肝心ですので、異変に気づいたらすぐに当院までご相談ください。

歯周病は日本人がもっとも歯を失う病気です

歯周病は日本人がもっとも歯を失う病気です

「歯を失う原因」というと、多くの方が虫歯だと思われるのではないでしょうか。しかし実は、日本人がもっとも歯を失っている原因は、歯周病です。厚生労働省による日本人が歯を失う原因を調べた「平成23年歯科疾患実態調査」では、第2位の虫歯の32.8%に対し、第1位の歯周病は41.8%という結果が出ています。

歯周病が恐ろしいとされる理由は、「沈黙の病気」といわれるほど、自覚がないまま静かに進行してしまうことです。歯ぐきの腫れや出血、口臭などは歯周病のサインですので、お早めにご相談いただくことをおすすめします。

日本の成人の約80%が歯周病!?

「平成23年歯科疾患実態調査」では、日本人の約80%が「歯周病である」もしくは「予備軍である」というデータも出ています。しかしその現実に対し、多くの方が「私は歯周病なんて関係ない」と思われているのではないでしょうか。

歯周病はとても身近な病気です。あなたもまずは、「私は歯周病かもしれない」と疑うことから始めましょう。

歯周病セルフチェック~あなたもかかっているかもしれません~

歯周病は自然には気づきにくい病気です。鏡を見ながら、一度自分でチェックしてみましょう。

  • 朝起きたとき、口の中がネバついている
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯みがきをすると歯ぐきから血が出る
  • 歯が長くなったような気がする
  • 歯と歯の間にものが挟まりやすくなった
  • 口臭が気になり始めた
  • 強く咬むと歯が痛む
  • 歯ぐきにかゆみを覚えることがある
  • 歯がグラグラする

これらの中に当てはまるものがあれば、歯周病にかかっている可能性があります。早期に見つけられれば治療も簡単に終えられますので、当院までお早めにご相談ください。

歯周病の治療法

歯周病治療では、まず歯垢・歯石を取り除く基本的な治療を行いますが、それでも治癒しない場合には外科的な治療を行います。

基本的な治療
歯みがき指導

歯みがき指導

歯並びや歯の大きさなど、お口の中は一人ひとりまったく異なります。そのため歯みがきも、それぞれに合った方法で行わなくてはなりません。口腔衛生の専門家である歯科衛生士が、お口の状態をふまえた正しい歯みがきを指導します。

スケーリング・ルートプレーニング

スケーリング・ルートプレーニング

歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)に入り込んだ細菌のかたまりである歯垢・歯石を、スケーラー、キュレットなどという器具を使って掻き出します。これが、歯周病治療の基本となります。

外科的な治療
歯周ポケット掻把(そうは)術

歯周ポケット掻把(そうは)術

局所麻酔を施した上で、歯周ポケットの中に入り込んだ歯垢や歯石、さらに感染した歯肉組織を掻き出す治療です。歯周ポケットがまだ浅い段階で行います。

フラップ手術

フラップ手術

歯ぐきを切開してめくり上げ、歯根にこびりついた歯垢や歯石、さらに感染した歯肉組織を徹底的に取り除いて、歯ぐきを縫合します。歯周ポケットの上部からは除去できない汚れも取り除かれます。